緑内障を知る(分類)|緑内障治療119番

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緑内障を知る(分類)

フリー百科事典ウィキペディア『緑内障』より
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E5%86%85%E9%9A%9C

隅角の構造によって閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障の2つに分けることが多い。また発症の誘因から3つのタイプに分けられる。診断名には、構造による分類と誘因による分類の2つを組み合わせて、「原発開放隅角緑内障」などと使うことがある。原発性の場合は省略することもある。

眼圧の値、視野障害の有無からも分けることができる。

閉塞隅角緑内障

■急性閉塞隅角緑内障
房水排出部である隅角が比較的短期間にふさがり、房水の排出能が急激に低下することにより眼圧が急激に上昇することで発生する。突如激しい頭痛、目の痛み、腹痛、嘔吐などの症状が出る。対処が遅れると一晩でも失明の危険がある。激しい頭痛などによる症状から脳疾患などと疑われやすく、診断が遅れることが多い。緊急の場合には、外科的手術を必要とすることもある。
中年以降の遠視の女性に好発する。通常、前房深度が狭くなる夜間~明け方に発症しやすい。視神経障害を生じると閉塞隅角緑内障となる。

■慢性閉塞隅角緑内障
房水排出部である隅角が (部分的に) ふさがっている。自覚症状に乏しく、徐々に視野狭窄の症状がおきる。

■続発閉塞隅角緑内障
ぶどう膜炎続発緑内障、血管新生緑内障、角膜移植後緑内障、小眼球症、悪性緑内障などがある。

開放隅角緑内障

■原発開放隅角緑内障
緑内障に一番多いタイプで、約90 %を占める。
狭義の原発開放隅角緑内障は隅角は開いているが、房水排出部が詰まって流れが悪くなり、発生すると考えられている。症状は慢性型閉塞隅角緑内障と同じで、自覚症状に乏しく、徐々に視野が減少する。
■正常眼圧緑内障
原発開放隅角緑内障のなかで無治療時の眼圧が21 mmHg以下と正常範囲であるものを正常眼圧緑内障と呼ぶ。当初は眼圧が低いのに緑内障であることから低眼圧緑内障とも呼ばれていたが、眼圧が正常範囲であることから正常眼圧緑内障の名が定着した。日本では全緑内障の72 %を占める最も多い病型である (多治見スタディ)。正常眼圧緑内障と眼圧が高い (狭義の) 原発開放隅角緑内障を厳密に鑑別診断するためには眼圧が24時間正常範囲内にあることの確認や眼圧の評価の際に角膜厚を補正する必要があるとされていた。現在では正常眼圧緑内障と眼圧が高い原発開放隅角緑内障とを区別することに臨床的意義はないと考えられるようになり、両者を併せて (広義の) 原発開放隅角緑内障と呼ぶ。

■続発開放隅角緑内障
糖尿病網膜症・網膜中心静脈閉塞症・眼虚血症候群等に伴う血管新生緑内障、ぶどう膜炎に伴うもの、ステロイドによる緑内障、ポスナーシュロスマン (Posner-Schlossman) 症候群、偽落屑症候群、色素緑内障、アミロイドーシス

発達緑内障

房水の出口である隅角に先天異常があることで発症する緑内障。乳児期に発症する早発型はかつて先天緑内障と呼ばれていたもので黒目 (角膜) が大きくなる「牛眼」や角膜の混濁により発見されることが多い。明るいところをいやがる羞明や流涙を訴えることもある。発見次第早期に手術を必要とすることが多い。他に、異常の程度が軽いために発症時期が遅れる遅発型や、マルファン症候群やスタージー・ウェーバー症候群のように隅角以外の先天異常をともなう発達緑内障もある。

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