手術と点眼薬の問題点|緑内障治療119番
手術と点眼薬の問題点
点眼薬や手術では〝緑内障の進行〟は止められない!?
緑内障とは、視神経乳頭変化、及びそれに対応する緑内障障害を認める慢性の病気です。
分かりやすく言い換えると、視神経の形に異常をきたし、視野障害が起こる病気で、ゆっくりと症状が悪化していき、放置して治る病気ではありません。
医師からは、「緑内障はほとんどの方が、点眼薬で一生コントロールできます」と言われるようですが、残念ながら日本における失明原因の第1位が緑内障による失明です。
点眼薬で治療を行っても、眼圧のコントロールが上手くできない場合は手術になりますが、代表的な手術はレーザーも含め3種類あります。
どの方法も線維柱帯(房水のフィルター)に働きかけ房水(目の中で回っている水)の流れを良くして眼圧を下げるのが目的です。
まずレーザーによる「SLT線維柱帯形成術」という手術方法ですが、レーザーで線維柱帯を掃除して、房水の流れを良くすることで眼圧を下げる方法です。
レーザーによる手術なので、簡単で安全なように思うかも知れませんが、この手術は医師の中でも賛否が分かれます。
と言うのも、様々な説はありますが、現在のところ何故レーザー照射で線維柱帯の目詰まりが改善されるのかメカニズムが解明されていないからです。
それにこの治療で眼圧が下がる確率は60%~80%で、数年しか治療効果を持続できず、その平均は5年と言われています。
次に「隅角線維柱帯切開術」ですが、房水のフィルターの目詰まりしている一部分を切開して、房水の流れを良くすることで眼圧を下げる方法です。
最後に「隅角線維柱帯切除術」ですが、目の外から穴を開けて防水を外に出して、眼圧を下げる方法です。
「隅角線維柱帯切開術」も「隅角線維柱帯切除術」も平均1週間から10日間の入院が必要になります。
そして、どちらの手術も長期的な効果があまり見込めず、ほんの数年で眼圧が手術前に戻ってしまい、再手術が必要になる場合が多いのです。
上記のことを考えると、点眼薬や手術では眼圧を下げ続けることはできないのです。

